吾唯知足

好きなときに好きなことをかく

Original Entertainment Paradise -おれパラ- 2018 ~We'lluminate☆PARTY~

 

 

11年目のおれパラの感想というよりも、11年目のおれパラを取り巻く環境を眺めてみて、やっぱりオタクというものは粘着質で慣例に固執する人間が多いのかもなと思った。
10年一区切りとして様々な慣例を取り払ったおれパラを見てみて、私はこれで良いと思った。というよりも、ようやく内に内に囲い込んで閉じ込めてしまう箱庭コンテンツがドアを開けてくれたなと思った。
 
私がおれパラに行き始めたのは2014年から。ちょうど岩田さんが卒業した後から。
なのでそれまでのおれパラのことはDVDで得られる情報しか知らないし当時のホストの空気感ってやつは知らない。
知らないなりにも2014年から毎年全公演通って、おれパラの空気感ってやつを知って、それが楽しい、また来たいと思えるコンテンツになっていたけれど、いつまでたってもよそ者、後から合流した人、ホストと客席からたまに感じる疎外感。毎年それは引っかかってた。
とはいえおれパラとはそういうもので、おれパラが好きな人たちを守り大事にしその先に繋げていくコンテンツだからと割り切りつつも、そう感じてしまうのは仕方がないことで、去年の10周年公演はおれサマもおれパラもそれがとっても顕著で、両国オーラスなんてボロボロ泣いてるファンを横目に、途中で座っちゃおうかなーってくらい冷めた目で観てしまっていた
 
いえいえ、気持ちは十分わかりますよ、昔から観てたファンにとっちゃあこんな嬉しい演出はないでしょう
自分だって最初から観てる側だったらご多分に漏れず泣いてたでしょう。
だけど私は最初から観てない側の人間で、岩田さんの卒業までと卒業後の年数経過から考えて両国の半分は観てない側の人間で、そちら側の人間なのだから一線引いてしまうのは仕方がない、だって知らないんだもの。
 
と、前提が長くなったけれど、ようは10周年を区切りに、「そっち側」の人間のほうがさらに増えていくわけ。
というか10周年の段階でそっち側の人間のほうが割合多かったわけ。でも10周年なので去年の公演はあれで良いと思うしあれがベストだと思ってるよ。
今回の変化を嫌う人の声をTwitterでたくさん目にしたけれども、それは向こう側の人間なんだよね。
コンテンツを今後継続していくためにはどうすれば良いのかって考えたら、過半数に合わせていくのが当然の回答。
だって慈善事業じゃないもの、ビジネスだもの。
 
それでも変えた部分は曲程度で、それ以外はほとんど慣例に則ってるのはかなり譲歩したと思ったよ
変化が嫌いなオタクたちに精一杯合わせてくれてるんだなとホスト勢の配慮を痛感した。
神戸で眠るがない理由を説明するホストたちのことを気の毒だなーと思った。
箱庭に囲われて大事にされたらファンはそりゃ嬉しいよね。誰だってそうでしょう。
でもエンタメコンテンツは常に何かしら変化していかないと先細りしちゃうんだもの。今でさえオーラス以外席余ってる状態なのに、これを変えていかないとコンテンツの継続自体出来ないんだもの。
なので今回慣例を捨ててくれて良かったと思ってます。
実際たった4公演で新OPもSTORYも思いっきり化けたんだから、毎回新しい慣例を作っていけばいいじゃない。
 
と、おれパラが終わってもまだグダグダ言ってるおたくたちのツイートが目に入ってしまった人の駄文でした。
否定はしませんよ、応援スタンスは十人十色、あなたは嫌だと思った、私は良いと思った、それだけの話ですよ。